野望（読み）やぼう 精選版 日本国語大辞典「野望」の解説 や‐ぼう ‥バウ【野望】 〘名〙 ① (━する) 山野に出て遊宴すること。野あそび。 ※権記‐長保元年（999）九月一二日「与二中将一同車詣二左府一。左府野望」 ② 分不相応な大きな望み。身の程を知らない大それた望み。野心。 ※花浪生の快言（1892）〈北村透谷〉「野心野望の輩はわが常に罵倒するところ」 出典　精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典 デジタル大辞泉「野望」の解説 や‐ぼう〔‐バウ〕【野望】 分不相応な望み。また、身の程を知らない大それた野心。「世界制覇の野望を抱く」 [類語]野心・大望・風雲の志・欲・意欲・色気・向上心・欲望・欲求・欲情・欲念・欲心・欲気よくけ・欲得・利欲・私欲・我欲・執着・煩悩ぼんのう・娑婆気 出典　小学館デジタル大辞泉 やしん 【野心】 1. 分を越える（ように見える）大きな望み・たくらみ。  「―満々」 出典　オックスフォードLanguage デジタル大辞泉「野心」の解説 や‐しん【野心】 １ ひそかに抱く、大きな望み。また、身分不相応のよくない望み。野望。「政治家になりたいという野心に燃える」「政権奪取の野心をもつ」 ２ 新しいことに取り組もうとする気持ち。「野心作」 ３ 野生の動物が人に馴れずに歯向かうように、人に馴れ服さず害を及ぼそうとする心。 「但し―改め難くして、情こころに猶予を懐けり」〈三教指帰・下〉 [類語]野望・大望・風雲の志・欲・意欲・色気・向上心・欲望・欲求・欲情・欲念・欲心・欲気よくけ・欲得・利欲・私欲・我欲・執着・煩悩ぼんのう・娑婆気 出典　小学館デジタル大辞泉