読み方：せっそうがない 別表記：節操が無い 一貫した行動基準を持たない、あるいは基準を貫こうとする意志が薄弱であるさま、貞実でないさま、などを意味する表現。「無節操」ともいう。 「節操」は「信念を守ること」「節義を堅持すること」といった意味の語であり、「節操がない」という表現はこうした信念・節義に対する意識の低さを評した言い回しといえる。 恋愛や異性関係においては、「貞淑でない」「尻軽」「浮気がち」といった意味が多分に含まれる。 あるいは、行動が日和見的である、八方美人のきらいがある、たやすく方針を変える、といった態度も往々にして「節操がない」と評される。 出典：実用日本語表現辞典 https://www.weblio.jp/content/%E7%AF%80%E6%93%8D%E3%81%8C%E3%81%AA%E3%81%84 デジタル大辞泉「節義」の解説 せつ‐ぎ【節義】 節操と道義。人としての正しい道を踏み行うこと。「節義を重んじる」 出典　小学館 https://kotobank.jp/word/%E7%AF%80%E7%BE%A9-547963 デジタル大辞泉「骨抜き」の解説 ほね‐ぬき【骨抜き】 １ 調理で、魚や鳥などの骨を取り除くこと。 ２ 意見・計画などの肝心な部分を除き去ること。「議案を骨抜きにする」 ３ 気骨や節操などをなくさせること。「供応を受けて骨抜きにされる」 [類語]台無し・駄目・ふい・おじゃん・無駄・空中分解・挫折・くたびれもうけ・おしまい・わや・パンク・ぼつ・形無し・棒に振る・元も子もない・烏有うゆうに帰す・余計・余分・蛇足だそく・不必要・不要・不用・無用・無益・徒あだ・徒いたずら・徒労・不毛・無駄足・無駄骨・無駄骨折り・骨折り損・不経済・二度手間・無くもがな・あらずもがな・無にする・無になる・無に帰する・水泡に帰する・水の泡 出典　小学館 https://kotobank.jp/word/%E9%AA%A8%E6%8A%9C%E3%81%8D-631146 せっ‐そう〔‐サウ〕【節操】 節義を堅く守って変えないこと。自分の信じる主義・主張などを守りとおすこと。みさお。「節操を貫く」「節操がない」 [類語]忠節・二心 出典　小学館 https://kotobank.jp/word/%E7%AF%80%E6%93%8D-548253