お題の説明:
デジタル大辞泉「夢中」の解説
む‐ちゅう【夢中】
[名・形動]
1 物事に熱中して我を忘れること。また、そのさま。「夢中で本を読む」「競馬に夢中になる」「無我夢中」
2 夢を見ている間。夢の中。
「多数は猶安眠の—にあり」〈独歩・愛弟通信〉
3 正気を失うこと。また、そのさま。
「余りの嬉しさに…—な程でした」〈若松訳・小公子〉
[類語]無我夢中・没我・忘我・専心・のめり込む・入れ込む・血道を上げる・首っ丈・打ち込む・専念・没頭・没入・傾注・熱中・熱心・鋭意・背水の陣・緊褌きんこん一番・凝る・耽る・浸る・骨折る・骨を折る・根を詰める・目の色を変える・心血を注ぐ・手を尽くす・身を投ずる・身を挺する・体を張る・明け暮れる・ひたすら・いちず・ひたむき・一筋・ただ・ただただ・専一・ひとえに・一心・一念・一路・一散・一目散・一直線・一本槍・一点張り・一辺倒・一意専心・営営・せっせ・遮二無二・無二無三・がむしゃら・一心不乱・脇目も振らず・まっしぐら・しゃかりき・しゃにむに・無心・粉骨砕身・直線的・傾倒・猪突猛進・ストレート・我を忘れる・根こんを詰める・身を入れる・身を砕く・
出典 小学館
精選版 日本国語大辞典「夢中」の解説
む‐ちゅう【夢中】
〘名〙
① 夢を見ている間。夢の中。
※文華秀麗集(818)上・早春別阿州伴掾赴任〈紀末守〉「欲識我魂随子去、羈亭夜夜夢中看」 〔列子‐周穆王〕
② 意識を失うこと。自覚を失うこと。
※浮世草子・西鶴諸国はなし(1685)二「残らず夢中(ムチウ)になって、かしら髪一筋もなく」
③ (形動) 知らないこと。わからないこと。また、そのさま。
※俳諧・芭蕉葉ぶね(1817)「付句などいふもののありとは、一向夢中にて居る輩もありと見ゆ」
④ (形動) ある事をするのに熱中して我を忘れること。物事に心を集中すること。また、そのさま。
※雨の日ぐらし(1891)〈山田美妙〉糸犬一郎「夢中(ムチウ)に為って飛び立ちました」
出典 精選版 日本国語大辞典
https://kotobank.jp/word/%E5%A4%A2%E4%B8%AD-641925
デジタル大辞泉「夢」の解説
ゆめ【夢】
《「いめ」の音変化》
1 睡眠中に、あたかも現実の経験であるかのように感じる一連の観念や心像。視覚像として現れることが多いが、聴覚・味覚・触覚・運動感覚を伴うこともある。「怖い夢を見る」「正まさ夢」
2 将来実現させたいと思っている事柄。「政治家になるのが夢だ」「少年のころの夢がかなう」
3 現実からはなれた空想や楽しい考え。「成功すれば億万長者も夢ではない」「夢多い少女」
4 心の迷い。「彼は母の死で夢からさめた」
5 はかないこと。たよりにならないこと。「夢の世の中」「人生は夢だ」→夢に →夢にも
[下接句]一炊の夢・浮世は夢・邯鄲かんたんの夢・昨日きのうの花は今日きょうの夢・京の夢大阪の夢・槿花きんか一朝の夢・黄粱こうりょう一炊の夢・池塘春草ちとうしゅんそうの夢・長夜ちょうやの夢・南柯なんかの夢・浮生ふせい夢の如ごとし
[類語](1)正夢・逆夢・初夢・悪夢・夢路・夢現ゆめうつつ・夢心地・夢見心地・夢魔むま・空夢・残夢/(2)希望・望み・期待・所望・願い・願望・志望・素志・念願・希求・庶幾・切望・切願・熱望・熱願
[補説]
2016年に実施した「あなたの言葉を辞書に載せよう。2016」キャンペーンでの「夢」への投稿から選ばれた優秀作品。
◆子供のときは無限大にあるが、大人になるにつれて少なくなっていくもの。
ももさん
◆昔は宇宙飛行士。今はユーチューバー。
Red Guitarさん
◆年末ジャンボ宝くじ一等前後賞つき!
五十嵐美雪さん
◆あなた(Youゆ)と、わたし(Meめ)で叶えるもの。
dugoutさん
◆見るのは簡単だが、叶えるのは大層難しいもの。
ひろしさん
◆子供と自分の成長、成長した子供と晩酌。
灰猫ハイネさん
◆現実に疲れたときに見るもの。
カズハさん
む【夢】[漢字項目]
[音]ム(呉) [訓]ゆめ
[学習漢字]5年
〈ム〉ゆめ。「夢幻・夢想・夢中/悪夢・吉夢・残夢・春夢・酔夢・迷夢・霊夢・酔生夢死・白昼夢」
〈ゆめ〉「夢路・夢見/初夢・正夢」
いめ【▽夢】
「ゆめ」の上代語。
「秋されば恋しみ妹いもを—にだに久しく見むを明けにけるかも」〈万・三七一四〉
出典 小学館
精選版 日本国語大辞典「夢」の解説
ゆめ【夢】
〘名〙 (「いめ」の変化した語)
① 睡眠中に、いろいろな物事を現実のことのように見たり聞いたり感じたりする現象。多くは視覚的性質をもち、覚醒時の刺激の残存や身体内部の感覚的刺激に影響されて起こるもの。仏教では、四果の聖者や縁覚は夢を見るが、仏は夢を見ないとされる。
※古今(905‐914)恋二・五五二「思ひつつぬればや人のみえつらん夢としりせばさめざらましを〈小野小町〉」
② 覚醒中に視覚的な性質を帯びて現われる空想や想像で、それに引き入れられて放心状態になるようなものをいう。また、非現実的な空想。白昼夢。
③ (①を比喩的に用いて) ぼんやりとして不確かなさま、はかないさま、頼みとならないさまなどをいう。→夢幻泡影(むげんほうよう)。
※古今(905‐914)哀傷・八三三「寝ても見ゆ寝でも見えけりおほかたはうつせみの世ぞゆめにはありける〈紀友則〉」
④ 心のまよい。迷夢。
※源氏(1001‐14頃)若紫「吹きまよふ深山おろしに夢さめて涙もよほす滝の音かな」
⑤ 将来、実現させたいと思っている事柄。将来の希望。思いえがく将来の設計。また、現実ばなれした願望。
※常長(1914)〈木下杢太郎〉四景「世は移って、ああ、わが夢も消えたぞ」
⑥ 現実のきびしさから隔絶した甘い環境や雰囲気(ふんいき)。
ゆめ・む【夢】
[1] 〘自マ上二〙 =ゆめみる(夢見)(一)
※続々金色夜叉(1899‐1902)〈尾崎紅葉〉五「彼は遽に何をや打案ずらん、夢むる如き目を放ちて」
[2] 〘他マ五(四)〙 =ゆめみる(夢見)(二)
※わかれ(1898)〈国木田独歩〉「恋てふ真清水を掬み得て暫時(しばし)は永久(とこしへ)の天を夢むと雖も」
いめ【夢】
〘名〙 「ゆめ(夢)」の古い形。
※万葉(8C後)四・四九〇「真野の浦の淀の継橋(つぎはし)心ゆも思へや妹が伊目(イメ)にし見ゆる」
出典 精選版 日本国語大辞典
https://kotobank.jp/word/%E5%A4%A2-145376
成り立ち
会意兼形声文字です(瞢の省略形+夕)。「並び生えた草の象形と
人の目の象形」(「目がはっきりしない」の意味)と「月」の象形(「夜」の
意味)から、「ゆめ」、「暗い」を意味する「夢」という漢字が成り立ちました。
出典
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3. では、それが無ければ、今まで与えてもらっていた価値を、みんなが自分で全部、どのように満たしていけば良いのか?
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4. 改めてイメージしてみると、それがそこに存在できているのは、その周りの誰が(あるいは、何が)支えてくれているお陰なのか?
- このトピックには14件の返信、1人の参加者があり、最後ににより2021年11月15日06:59に更新されました。