お題の説明:
当り前(読み)アタリマエ
[名・形動]《「当然とうぜん」の当て字「当前」を訓読みにして生まれた語》
1 そうあるべきこと。そうすべきこと。また、そのさま。「怒って当たり前だ」
2 普通のこと。ありふれていること。また、そのさま。並み。ありきたり。「ごく当たり前の人間」「当たり前の出来」
[類語](1)無論・もちろん・もっとも・当然・自然・至当・元より・ご無理ご尤もっとも・自明・歴然・歴歴・一目瞭然・瞭然・灼然しゃくぜん・明らか・明白・明明白白・定か・明快・はっきり・明瞭・画然・顕然・まさしく・まさに・必至・疑いなく・然るべき・すべからく・言うまでもない・言うに及ばず・言えば更なり・言わずもがな・言うもおろか・言を俟またない・論を俟またない・論無し・推して知るべし・隠れもない・紛れもない・無理もない・無理からぬ・然もありなん・理の当然/(2)平凡・ありきたり・並・凡俗・俗・ありふれる・普通・一般・一般的・尋常・通常・平常・通例・標準・標準的・平均的・常つね・只ただ・常並み・世間並み・十人並み・月並み・凡庸・日常茶飯・日常茶飯事・平平凡凡・常套・決まり・お定まり・平板・類型的・紋切り型・芸がない・ノーマル・レギュラー・スタンダード
出典 小学館デジタル大辞泉
「当たり前」という言葉は、中国から伝わり、日本語として定着した漢語「当然」が由来といいます。「当然」に「当前」という字を当て、それを訓読みにして生まれたという説が一般的です。ほかには、漁や狩りなどの共同作業で一人当たりに分配される取り分を「当たり前」といい、分配分を受け取るのは当然だとして「当然」の意味を持つようになった、という説もあります。いずれにしても、「当然」という言葉とは切っても切り離せない関係です。
あらためて「当たり前」という言葉を紐解くと、「誰がどう考えてもそうあるべきだと思うこと、当然なこと」という意味で使われます。「当然」から生まれたことを思えば、ふたつの言葉は全く同じ意味であるかのよう。ですが、ひとつ、大きな違いがあるのです。
それは、「当たり前」はもうひとつ、「普通と変わっていないこと、ありふれていること、世間なみ」という意味を持つということ。「自分は当たり前の人間だ」とか「商売は当たり前にやっていたのでは成功しない」といった文で使われますが、これは「当然」にはない意味です。
漢語由来、当て字の訓読みから生まれた言葉は、違う意味も宿して、日本では日常会話に欠かせない言葉となっているのですね。
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3. では、それが無ければ、今まで与えてもらっていた価値を、みんなが自分で全部、どのように満たしていけば良いのか?
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4. 改めてイメージしてみると、それがそこに存在できているのは、その周りの誰が(あるいは、何が)支えてくれているお陰なのか?
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