精選版 日本国語大辞典 「不義理」の意味・読み・例文・類語 ふ‐ぎり【不義理】 〘名〙 ① (形動) 義理を欠くこと。義理にそむくこと。また、その行為やそのさま。 ※仮名草子・可笑記（1642）一「不慈悲、不義理、不行儀、胴欲深く、よろづひがごとのみをおこなひて」 ② 特に、借りた金の返済を怠ること。 ※洒落本・契情買虎之巻（1778）四「ほうほうがぶぎりだとおもいなんして」 出典　精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について　情報 デジタル大辞泉 「不義理」の意味・読み・例文・類語 ふ‐ぎり【不義理】 ［名・形動］ １ 義理を欠くこと。また、そのさま。「多忙でつい不義理になる」 ２ 人から借りた金や物を返さないでいること。 「茶屋への―と無心の請求」〈逍遥・当世書生気質〉 出典　小学館デジタル大辞泉 https://kotobank.jp/word/%E4%B8%8D%E7%BE%A9%E7%90%86-617041 デジタル大辞泉 「義理」の意味・読み・例文・類語 ぎ‐り【義理】 １ 物事の正しい筋道。また、人として守るべき正しい道。道理。すじ。「義理を通す」「義理にはずれた行為」 ２ 社会生活を営む上で、立場上、また道義として、他人に対して務めたり報いたりしなければならないこと。道義。「義理が悪い」「君に礼を言われる義理はない」「義理をわきまえる」 ３ つきあい上しかたなしにする行為。「義理で参加する」 ４ 血族でない者が結ぶ血族と同じ関係。血のつながらない親族関係。「義理の母」 ５ わけ。意味。 「新訳の経は猶、文詞甚だ美なりと言へども、―淡く薄し」〈今昔・七・一二〉 出典　小学館デジタル大辞泉 https://kotobank.jp/word/%E7%BE%A9%E7%90%86-53569